喜怒哀楽その1

『喜怒哀楽』
読んで字のごとしですが、現代社会でその割合を順番にしてみると、『怒』が群を抜いて一番だと思います。
政治に対する不満、社会に、隣人に、果ては無関係な人に対してさえ・・・・。
確かに、不足感は誰しも持つものであり、それが進歩の源となるものでもあります。
しかし、今の世の中は、不平不満を表現することだけに意味があり、それで終わりなのです。自分の言動に責任をとる人はありません。限られた情報に左右され、その情報が自分の考えたことであると錯覚している現代人、不惑の年齢を過ぎても、そのような人は多いようです。
他に対して、不平不満を訴える前に、社会に対して、身近な人に対して、貢献できることを探してはどうでしょうか。横断歩道の気配りでも、ちょっとしたゴミ拾いでもよいと思います。
喜怒哀楽のバランスをとって、自分が生かされていることに感謝し、その幾分かを、身の周りに還元する努力を試みてはどうでしょうか。
最後になりましたが、皆様の明年の弥栄(いやさか)をご祈念申し上げます。